u 索 引 |
SMファイバ 光フェルール SCコネクタ APC研磨 DFBレーザ PD LN変調器 WDM ご質問・お問い合わせ: info@oe-technology.com |
u SMファイバ(シングルモードファイバ) |
現在、最も多く使用されているファイバです。 このファイバに対してMMファイバ(マルチモードファイ)がありますが、これは光がファイバ内を伝搬する上で、直進して行く光のほか に、幾通りかの屈折しながら蛇行して搬送されるモード(高次モード)を持つファイバです。 しかしながら、光ファイバ通信網では、長距離・高速・大容量が求められますのでこの様に複数のモードを持つファイバは、距離を伸ば す、より速く伝送する、より多量の信号を伝送する、と言う目的からすると信号劣化の大きな要因となります。 これに対し、基本的に直進する光のみを搬送する構造に設計されたファイバがSMファイバです。 |
u 光フェルール |
光コネクタ接続用の部品です。 一般的に光ファイバの接続は、オス:オスのアダプタ接続が基本となります。ご存知の通り、光ファイバは非常に細く弱いので、これを保持 する為の部品です。現在では材質は、殆どの物がジルコニア(Zr)で出来ています。 光アダプタの中には割スリーブという、同じくZrで作られた部品が入っており、フェルールを把持する役割を持っています。 この双方の精度の高い部品によって、約10μmと言う非常に小さな径の伝搬路の突合せを可能にしています。 |
u SCコネクタ |
現在、世界で最もポピュラーに使用されている光コネクタです。 NTTによって開発されたこのコネクタは、部品の殆どに樹脂を採用することによって、低価格が実現されており、また、スライディング ロックの採用は、挿入するだけでロックのかかる非常に扱い勝手の良いコネクタと言えます。 |
u APC研磨(Angled Physical Contact) |
光コネクタの電気コネクタとの大きな違いは、接触面をきれいに磨き上げなければならない点です。 フェルールに装填されたファイバは、専用の研磨機によって磨かれます。当初、平面で研磨(フラット研磨)されていましたが、ファイバ 同士の接触に隙間が出来る危険性から、球面研磨(PC研磨)へと移り変わりました。 それに加え、APC研磨では斜め8°の角度をつける事によって、反射戻り光の抑制を行っております。 IECの規定では、反射減衰量≦60dBとなっています。 現在では、CATVの分野や光ファイバセンシングの分野で幅広く使用されています。 本光電界センサ・プローブもこの研磨方式を採用しています。 |
u DFBレーザ |
本来、通信用レーザとして使用されてきたレーザダイオードはFP(ファブリペロー)レーザですが、これは中心波長に対して近似する波 長も微量出してしまうもので、長距離伝送などには波長ごとの速度差により好ましい物ではありません。 その為に、半導体の層に回折格子(グレーティング)を形成することによって、波長の単一性を非常に高めたレーザダイオードです。 |
u PD(フォトダイオード) |
レーザダイオードは発光素子ですが、それに対してPDは受光素子です。 電波では、送受を切り替えることで1本のアンテナを共用出来ますが、光伝送ではそれが出来ません。 光がPDのチップ面にあてることで、O/E変換を行います。一般的には長波長側ではGaAsを、短波長側にはSiを材料としたウェハーが使用 されます。 |
u LN変調器 |
LNとは、ニオブ酸リチウム(LiNb3)の事で、現在の光ファイバ通信では代表的な外部変調器の一つです。 電圧がかかることによって、屈折率が変化する特徴を持っています。 詳しくはこちらをご覧下さい。 |
u WDM(Wavelength Division Multiplexer) |
波長の異なる複数の光を1本のファイバに入れる(或いは分離する)受動部品です。 光ファイバの側面同士を熱して溶かし、接合する物(溶融延伸型)、フィルタを用いた物などがあり、今日では4または8種の波長を多重 するCWDM(Coarse WDM)や高密度の多重により、より多くの波長を多重するDWDM(Dense WDM)も一般化しています。 |